転職などで新しい職場で働き始めの人は、
ちゃんと仕事で成果を出せるだろうか?
と不安に感じていますよね。
よほどの自信家でない限り、みんな不安を抱えるものです。
そういった不安は当然ですし、不安が無い方が逆に危険だと言えます。
不安だから勉強したり行動したりするので、不安は成長のために重要な要素となります。
さて、新しい職場で仕事を始めるうえで、是非お勧めしたい仕事術があります。
私の経験上、とても威力を発揮する仕事術です。
本記事では以下のような人を対象として、
- 転職などで新しい職場で仕事を始める人
- 仕事で成果がでるか不安な人、または、成果が出ず悩んでいる人
- これから新社会人として仕事を始める人
不安や問題を吹き飛ばす仕事術とは
それは地図を作ることです。
私はこの地図を味方マップと呼んでいます。
どういうことかと言うと、
自分が仕事を行う上で、関わる部署・チームにおけるキーマンを選び味方につけておくことです。
自身の仕事を覚える、そのためのスキルを磨く、ということは当然重要なことなのですが、
それ以上に周りの人間をよく知り、味方につけることが何より重要になります。
言い方は悪いかもしれませんが要するに、
ということです。
仕事で成果を出すとは
そもそも成果の出せる仕事は一人で出来ません。
いやいや、自分の仕事は自分一人でやるものでしょう・・・と指摘されそうですが、本当にそうでしょうか?
自分のスキルや考えだけで仕事ができていますか?
少なからず誰かのアドバイスをもらったり、協力してもらったり、チェックしてもらったりと、他人と関わりながら仕事をしていますよね。
さらには、自分の考えよりも専門家の意見を取り入れた方がより良い成果が出ることは明らかです。
仕事は何も自分だけでやらないといけないというルールはありません。
頼れる人には思いっきり頼り、それを自分の知識や経験に取り入れて成長していけばいいんです。
味方マップの作り方とは
まずは周りの人をよく観察してください。
初めのうちは、自分の仕事を覚えることで手一杯になることは理解できますが、
どんな組織体系でどんなチームがあって、そこで活躍している人はどんな人かなど観察します。
仕事ができる人やキーマンは目立つ人なので、顔や名前は覚えやすいと思います。
まずは目立つ人を探して、顔と名前を覚えることから始めます。
そして、その人の仕事は何か、何を専門としているのか調べていきます。
一つのチームに一人味方となるキーマンがわかればOKです。
チーム全員が味方になってくれると最高ですが、最初は一人いるだけで十分です。
このように、自分の仕事で関わる部署やチームの人を観察し、
味方になってほしい人を選んでいきます。
具体的に観察ってどうするの?と疑問に思うかもしれませんが、
会議などで一緒になるときはチャンスですね。
その人の考えや意見などを聞けますし、人柄や仕事に対する姿勢などが把握できます。
あとは口コミなど、良い評判の人はぜひ味方にしたい人です。
味方の選び方とは
味方になってほしい人はどんな人が良いでしょうか。
一番重要なのは人柄です!
どれだけ仕事ができて能力が高くても、気難しく話しかけづらいと意味がありません。
自分の性格も考慮して、話しかけやすい人や信頼できる人を味方にします。
責任を転嫁したり嘘を付く人は、信頼できないので関わらないようにします。
信頼できるかどうかは、一緒に仕事すればすぐにわかります。
また、悪い噂が聞こえてくる人にも用心します。
噂のみを信じることは良くないですが、事実はどうなのか用心しながら観察します。
人柄はとても良いのですが、能力的に少々物足りないという場合は、
良い関係を保ちつつも、さらに強力な味方はいないか観察を続けます。
もしくは、人柄の良い人を強力な味方に育てるのも手です。
味方の作り方とは
肝心な味方はどうやって作ればよいのでしょうか。
まずはその人のために行動してあげることです。
頼られたら自分のできる範囲で全力で応えます。
自分では応えられない問題だとしても、調べてみる、知っていそうな人を紹介するなど、自ら行動することが重要です。
すみません、わかりません、で終わることは絶対にNGです。
まだ自分にできる知識や経験が少ない場合でも、話を聞くことはできます。
一緒に悩み考えることはできます。
人は自分のために一生懸命動いてくれた人に恩を感じます。
次は自分がその人のために力になりたいと思うものです。
もし、そう思わないクレクレ君であれば、自然と関係が消えていくと思います。
まとめ
私の経験から、仕事で成果を出している人には共通していることがあります。
それは、良き人間関係を構築していることです。
必要な時に頼り・頼られる関係ができており、相乗効果で良い成果を出しています。
その良い人間関係を作る一つの手法として、味方マップを作るという内容でした。
私はどれだけ能力が高くても孤独な人で成果を出している人を見たことがありません。
一時はその能力の高さゆえに人は集まりますが、良い関係を築くことができなければ人は離れていきます。
そして居る場所が無くなり、会社を去っていく人を何人も見てきました。
人によっては、人間関係を構築することは苦手だという人もいると思いますが、何も友達になれと言っているわけではありません。
仕事をしていくうえで、困っていれば助けてあげる、という意識だけでいいんです。
その気持ちだけで、仕事上の良い人間関係は構築できます。
忘れてはいけないのがGiveの精神です。