みなさん、こんにちは。お家快適空間クリエイターのはしかずです。
今回は、壁紙の補修に関わる内容となります。
壁紙は経年劣化でどうしても痛んできます。できるだけ長く、良い状態を保てるように、早期補修が重要となります。症状が軽い内であれば、素人でも簡単にお安く補修できます。
あくまでも『補修』です。痛んだところを補い繕うレベルです。なので、壁紙の張り替えや塗装などの内容ではありませんのでご注意ください。
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壁紙のよくある問題とは?
壁紙の問題としてよくあるのが、継ぎ目から剥がれてくることではないでしょうか?
例えば、こんな感じ。
赤い線で囲ったところが継ぎ目の剝がれです。もう少し拡大してみます。
壁紙の継ぎ目は通常なら目立ちませんが、剥がれが発生するとかなり目立ってしまいます。これをこのまま放っておくと、剥がれの進行が進んでしまいます。早期発見、早期補修が重要となります。
壁紙の問題が軽傷の内に修繕することで、素人でも簡単に、コストも安くすることが可能となります。
壁紙の問題は、
早期発見&早期補修が重要!
壁紙補修に使う道具
では早速、壁紙の補修作業に取り掛かりましょう。
でもその前に必要な道具をそろえます。
コーキング剤(必須)
コーキング剤とは、いわゆる接着剤です。コーキング剤は、様々な種類があります。お風呂のタイルを接着するものや外壁を接着するものなど、多くの場面で使用されています。
今回は室内の壁紙なので、室内用の壁紙専用のコーキング剤を選びます。さらに防カビに対応しているものを選びます。
今回使用したのは、『カベシール』です。
防カビ剤入りで大容量なので、これ一本でかなりの範囲の壁紙補修が可能です。具体的な使用方法については後述します。
マスキングテープ(必須)
マスキングとは、隠すことです。つまり、コーキング剤を塗りたくないところを、隠すためのテープです。
粘着力が弱く簡単に剥がせるので、テープを剥がした後のベタベタが残るようなことはありません。なので、間違ってもガムテープなどは使用しないでください。壁紙を痛めてしまいます。
マスキングテープは、ホームセンターや百円ショップでも購入可能です。
マスキングテープであれば、どんなものでも構いません。あえて言うなら、目立つ色が良いと思います。剥がし忘れが無くなるように。具体的な使い方は後述します。
コーキングヘラ(任意)
あると仕上がりが綺麗になるコーキングヘラです。コーキング剤を塗った後に、コーキングヘラで均一に伸ばすことで綺麗な仕上がりになります。
私は使いませんでした。プロのような仕上がりを目指しているわけではないので、自分の指などで伸ばすことで十分でした。
綺麗な仕上がりにこだわりたい人は、使用してみてはいかがでしょうか。いらなくなった歯ブラシの柄の部分で代用したりする人もいるようです。
壁紙の継ぎ目の補修
では補修作業に取り掛かります。
問題個所の壁紙の継ぎ目剥がれに沿って、マスキングテープを貼ります。
補修作業自体は難しいものではありませんが、マスキングテープの貼り方は仕上がりを左右するものなので、まっすぐしっかり貼ります。
壁紙の継ぎ目が剥がれている部分に対して、左右にマスキングテープを貼っている状態です。この隙間にコーキング剤を塗っていくことになります。
ちょっと細かいですが、マスキングテープを剥がしやすいように、剥がし始めの部分は壁紙に貼り付けないようにします。この工夫でとても簡単に剥がせます。
それでは、この状態でコーキングしていきます。今回は、誰でもできることを証明するため、コーキング剤を雑に塗ってみました。下記動画をご確認ください。
上記の動画では、雑なコーキング状態から、マスキングテープを剝がしています。しっかりマスキングしていれば、少々雑なコーキングでも奇麗に仕上がっていることがわかると思います。
上の画像が完成したものです。近づいて見ると補修した跡が見て取れると思いますが、少し離れて見ると気付かないくらいです。
いかがでしょうか。少し離れてみると、気付かないレベルだと思います。この程度の補修で十分だと分かっていただけたと思います。
壁紙コーキング剤の経年劣化を補修
壁紙の継ぎ目の剥がれ問題と同様に、コーキング剤の経年劣化によるひび割れや小さい穴が空いている状態もよくあります。
下画像のように、部屋の四角(よすみ)によく見られる症状です。
拡大したのが下の画像です。
経年劣化により、コーキングに穴がポツポツと開いている状態です。これ以上、放っておくと、コーキング剤が無くなり壁紙が剝がれていくかもしれません。
今のうちに手を打ちます!
まずは例のごとく、マスキングテープをしっかり貼ります。
今回は丁寧にコーキングしてみました。
すぐにマスキングテープを剥がします。
うまく補修できました!
ここで注意点です。
コーキングした後、
すぐにマスキングテープを剥がしましょう。
コーキング剤が完全に固まった後にマスキングテープを剝がしてしまうと、コーキング剤もテープと一緒に一部剝がれてしまう可能性があるからです。
とはいえ、コーキング剤が完璧に固まるには24時間くらいかかりますので、焦る必要はありません。納得のいくコーキングができるまで時間をかけても大丈夫です。
壁紙とビルトイン家具の隙間埋め
もう一つ、壁紙トラブルで良くあるのが、ビルトイン家具と壁紙のつなぎ目の劣化です。
キッチンや洗面所やトイレなど、収納家具が壁に埋め込まれているお家があると思います。その家具と壁紙の隙間もコーキングされています。このコーキング剤が経年劣化で痛んできます。
例えば、下の画像のように、収納棚と壁紙の接続部分のコーキング剤が剥がれている状態です。
問題個所を拡大したものが下の画像です。
これも放っておくと劣化が進行し、壁紙はもちろん収納棚にも被害が及んでしまうかもしれません。
早速、補修します。やり方はこれまでと同じ。マスキングテープをしっかり貼って、コーキングし、マスキングテープを剥がして完了。
補修する個所の範囲にもよりますが、慣れてくればマスキングテープを貼って、コーキングして、マスキングテープを剥がすまで、5~10分で完了します。
壁紙の破れや傷の補修
これまでは壁紙の継ぎ目の補修でしたが、破れや傷の補修も『カベシール』で対応できます。
例えば、下の画像のような破れや傷です。
どんなに気を付けても、細かい傷は付いてしまいます。家具をぶつけたり、爪で引っ掻いた入りと日常の生活であらゆる場面で傷が付くリスクはあります。完全にガードすることは無理なので、簡単に補修する術を持っておくことが良いと思います。
上記の傷部分に『カベシール』を軽く塗ったのが下の画像です。
多少いびつなところはありますが、まあ壁紙が傷ついて破れている状態よりマシでしょう。破れを放っておき、どんどん破れが広がっていくことを防ぐためにも、早期に補修することが重要です。
コーキングのポイント
ここからは、コーキングする際のポイントを紹介します。
まずは、コーキング剤の先端、つまり、コーキング剤が出るところをハサミなどでカットする必要がありますが、そのカット方法のひとつでおすすめなのが『斜め切り』です。
上の画像の赤い直線のように、先端を斜めに切ります。この斜めに切った先端を、壁にピタッとあてながらコーキングしていきます。下の動画を参考にしてください。
先端の斜めになった切り口を、しっかり壁にあてて、一定の力加減でコーキング剤を押し出して塗っていきます。先端を斜めに切ることで、壁に密着しながらコーキング剤を塗ることができ、コーキング剤が変に広がったりすることがありません。もちろん、マスキングテープはしっかり貼ってくださいね。
実際の作業風景です。コーキング剤の先端を壁にしっかり密着させて、一定の力加減で押しながらすばやくスライドしていきます。コーキングヘラなどがあれば、さらに綺麗に仕上がると思いますが、無くても十分綺麗に仕上がります。
最後に
壁紙を綺麗に保ち、お家の快適空間を持続させるには、早期補修が重要です。壁紙の継ぎ目の剝がれや傷や破れなど、簡単に補修できることが分かったと思います。
費用については、カベシールが500~700円くらいで、マスキングテープも100円ショップで購入できるので、1000円もかからないくらいで可能です。
時間については、補修する範囲にもよりますが、1か所あたり5分~10分で対応可能だと思います。
これらから、壁紙の問題は小さい内に早期補修することが、とてもお得だということがわかってもらえたと思います。
最後に注意として、『カベシール』には色の種類があります。お家の壁紙の色に合わせたものを購入してください。
■カベシールホワイト
■カベシールオフホワイト
■カベシールクリア
■カベシール アイボリー
■カベシールベージュ
しかし、残念ながら、早期補修ができない深刻な問題に発展している場合は、プロの業者に任せた方が安心です。
ただし、リフォームは複数社に見積もりをお願いして、必ず比較してください。単なる価格面だけでなく、品質やサービス、アフターフォローなども含め、総合的に判断することが重要です。
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