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仕事

面接官が語る二次面接を攻略する質問のポイントと対策とは?

悩める人

一次面接は突破できるのに、二次面接がうまくいかない・・・

こんな悩みを抱えていませんか?

私も学生の頃、一次は突破できても二次の壁が越えられないと悩みました。

二次面接の面接官となった今、その答えは明らかになりました。

一次面接は、基本的なビジネスパーソンとしての能力を見るための質問が多く、

二次面接は、配属先を想定してもっと踏み込んだ質問が多くなります。

まずはこれを意識する必要があります。

そして、それに対してしっかり準備できていない人が多いです。

この記事を書いている私はこんな人です。

  • 某メーカーで二次面接の面接官を担当
  • 新卒・中途を合わせ30名以上面接しており今も継続中
  • 約25名程度の組織をマネージメントしながら人の成長に尽力

本記事は、以下のような方へ向けて書かれています。

  • これから二次面接に臨む新卒者
  • 二次面接に合格できず悩んでいる
  • 面接が苦手で悩んでいる

第二新卒の方や若い中途の方も参考になると思います。

本記事を読むと、以下のようなことがわかります。

  • 面接官が求めているもの
  • 面接で何をアピールすれば良いのか
  • 面接に臨むうえで何を準備しておけばよいのか

志望理由をもっと突き詰める

志望理由は絶対に聞かれますので、皆さんしっかり対策していることと思います。

ですが、もう一度よく考えてみてほしい点があります。

面接官は、”なぜうちの会社なのか?” を聞きたいのです

この業界で仕事したいのはわかります。

でも、その志望理由だと同業他社でも良いですよね?

という風に捉えられる志望理由で止まっていませんか?

もしそうなら、志望理由をもっと突き詰めていかないといけません。

面接官

誰が聞いても納得するほど突き詰めて!

面接官が求める志望理由とは

志望理由で多いのは、企業の説明会やHPで記載されている文言を用いたもの。

文章としてはよくかけている学生が多いのですが、

面接官は、正直・・・飽き飽きしています

みんな同じことを言うのですから当然です。

マイナスになることはないですが、プラスになることもありません。

せっかく考えてくれたと思うのですが、さらっと受け流されてしまいます。

では、どういうことが聞きたいのか、それは簡単です

その会社の製品を使ってみて、

その会社の製品で遊んでみて、

その会社のサービスを受けてみて

その体験を通じてどうだったから一緒働きたいと思った!

ということが聞きたいのです。

表面だけ繕っても面接官には通じません。

自分の体験を通じて、こう考えたから。という自分だけの志望理由を作ってください。

業種によっては、体験が難しいこともあるかもしれません。

ですが、もしその会社ならではのエピソードを表現できれば、

他の学生の志望理由と差別化できます。

面接官といえど人間です。

自分たちで手掛けた商品やサービスを体験して評価してもらって、

一緒に働きたいと言われれば、うれしくないはずがありません。

面接官もこの学生のことをもっと知りたいと思うようになります。

面接官

あなたの体験を織り交ぜ、あなただけの志望理由を!

新人の武器は熱意

もう一つ、とても重要なことがあります。

それは熱意です。

言い換えると、どれだけ好きかということ。

”好きこそ物の上手なれ” ということわざがありますよね。

言葉は悪いかもしれませんが、新卒で入社した1年目の社員に期待はしていません。

なぜなら将来に期待しているからです。

将来、会社の利益に貢献する人財になってもらうためには、

その仕事が好きであることが一番の原動力となります。

なので、本当に好きであれば特に気にすることなく、思う存分アピールしてください。

本当に好きなことを話していることは面接官にも伝わります。

仕事にしたいくらい好きであれば問題ないのですが、

本命は別だけど・・・この業界にも興味はある・・・

くらいの意気込みだと、結構面わかってしまうものです。

面接官もそのあたりを察知して、わざと別業種や職種をどう思うか聞くことがあります。

やはり、好きなことを話すときは熱を帯びますからね。

一番好きなことを仕事にできれば問題ないのですが、そうではないことが多いこともわかります。

本命ではなくても仕事にしてもよいくらい好きなのであれば、

これから一層勉強していきます!というような熱意を伝えることが大事です。

面接官

本当に好きなことを話せば熱意は伝わる!

熱意はどうやったら伝わるのか

これはかなり難しく、こうすれば良いというものはありません。

ただ、たくさんの学生を面接してきた中で、

それでは熱意は伝わらないというものならはっきりしています。

  • 声が小さい
  • 語尾が聞こえづらい
  • 目線が泳ぐ
  • 相手の目を見ない
  • 体がふらふら動く

緊張するのはわかりますが、自信が無さそうな印象を与えてしまいます。

しっかり相手を見据え、堂々と元気よく最後まではっきりと言い切ってください。

学校の課題だからやった、プライベートでは何もしていない。

これもあまり熱意が伝わりません。

学校の課題だからやったのと、

普段から好きで自分から時間を作ってやっているのとでは、

印象が大きく変わります。

時間を作ってでも勉強していること、

チャレンジしていることが伝われば熱意は伝わると思います。   

逆に言うと、

これくらいやらないと熱意は伝わらないし、

やっている学生には勝てないと思います。

面接官

自ら時間を取って行動することで熱意を伝える!

緊張は敵ではなく味方

面接では緊張してしまって、うまく話せないという人は多いのではないでしょうか。

面接が得意で大好きという人は、今まで会ったことがありません。

もし、緊張してうまく話せなかったから面接に落ちた、と考えている人がいたら、

それは間違いです

緊張していることは悪いことではありませんし、

面接官もそれは重々承知しています。

緊張していること自体でマイナスになることはあり得ません。

それよりも受け答えの内容に問題があったと考えるべきです。

なので、緊張しないようにするにはどうすればとか考える必要はありません。

そもそも、緊張は悪いことではありませんし、敵ではなく味方と言えます。

緊張から脳が活性化され、思わぬ力を発揮した、という経験はありませんか?

落ち着いて振り返ると、よくあんなことができたな、と思い返すことはありませんか?

これらは緊張から普段以上の力を発揮することができたからです。

逆に、頭が真っ白になったり、不安で固まったり、このような経験もありますよね。

これはまだまだ力不足なのかもしれないので、経験を積んでいくしかないと思います。

成長には緊張が欠かせないとも思います。

面接もそうですが、

社会人になって上司や客先への説明やレビュー、

問題が発生したときの対応など、

様々な緊張する場面を迎えることになります。

普段から緊張する場面に飛び込む社員と、

ほぼそういった場面もなく淡々と仕事している社員とでは、

成長に大きな差が出てしまいます。

これを読んでいる皆さんは、どうか自分から険しい道を進んでいくことを願っております。

面接官

自分を成長させるためにも、多くの緊張を体験しましょう!

素直にわからないと言う

すべての質問に答えないと合格できないというわけではありません。

答えられなかったからといって、

焦ってその後に悪影響が出てしまってはもったいないです。

わからないことは、

すみません勉強不足なのでわかりません。これから勉強していきます!

で問題ありません。

面接官も正解を聞きたいわけではなく、対応を見たいと思って聞くこともあります。

ダメなのは、何とかしようとまわりくどく言い訳して、結局答えていないことです。

さらに、知ったかぶりや嘘をつくことは問題外。必ずバレると思ってください。

学生なのだから、まだまだ経験や知識不足でわからないことはあって当たり前です。

自分を素直に表現する人であってほしいのです。

ただし、わからないが通用するのは一つ、二つまで。

それ以上は、”あれ?うちの会社に興味ない?”という印象に変わってしまいます。

面接官もわからないだろうなという質問をする場合があるとは前述しましたが、

さすがに三つも四つもしません。

それ以上になると、調査不足や知識不足であると言えます。

次の面接までに、改めてその業界や職種の調査を行い、知識を得ておくことが必要です。

面接官

”わからない”と言える素直さと勇気を持とう!

面接途中で決してあきらめない

時々見られるのですが、面接の途中で”あぁ、あきらめたかな・・・”と感じる場合があります。

うまく受け答えができず、これは難しいなと思ってしまう気持ちはわかるのですが、

途中であきらめるのはもったいなさすぎますし、その場にいる誰の特にもならないです。

面接官も学生の人生を左右する決断を下すことになる覚悟を持って臨んでいます。

お互いが真剣に臨んでいる場なので、途中で放棄することは礼を失することになります。

よって、最後まで全力を尽くしてほしいと思います。

もしかすると、最後の答えで逆転合格する可能性だってあるかもしれないですよ?

また、失敗も大いに財産になります。好きで失敗する人なんていません。

せっかく失敗したのなら、その貴重な体験を次に活かさなければもったいないです。

面接官

失敗しない人なんていません。失敗は成功のもと。

面接の最後は絶対に質問する

面接の終わりに、学生に質問があればどうぞ、という流れになりますが、

このときに”ありません!”という学生がたま~におられます。

これは、せっかくの良い印象のまま終わりそうなのに、一気に不安にさせられてしまいます。

なぜなら、質問が無いということは、相手に興味がないと言っているようなものです。

これから一緒に働くかもしれないのですよ? 

  • 職場の雰囲気とか
  • 活躍している人はどんな人とか
  • 残業はどのくらいとか
  • 仕事についていけるか不安ですとか

聞きたいことはたくさんあるはずです。

最後の質問タイムは重要です。

ちゃんと質問を考えておいてください

ちなみに、質問が思いつかないからと言って、

給与のことばかりとか、否定的な内容などは、控えたほうが良いと思います。

それらに関する質問は、内定が出てから質問しましょう。

面接官

良い質問をとか考えず素直に聞きたいことを!

面接官はその会社の代表

最後に、学生の皆さんは面接されている立場だと思っているでしょうが、

私たち面接官も皆さんから、会社の代表として面接をされている立場なのです。

もし内定を出した学生が辞退した場合、

面接官

私たち面接官が不合格だったのかな?

と考えることもあります。

なので、我々も面接されているという覚悟を持って臨んでいます。

そう考えると、少し気持ちが楽になりませんか?

面接官も緊張しながら面接されていると思うとおもしろくないですか?

よって、

横柄な態度や小バカにした質問を投げかけてくる面接官のいる会社は、

検討する余地がないと見なし辞退すべきです。

一人の人間として敬意をもって、しっかり対応してくれる面接官のいる会社に行きましょう。

きっとそれがその会社の雰囲気なのだと思います。

面接官

面接官も実は緊張しているのです!

まとめ

いかがだったでしょうか。

普段、面接官として思ったことを書いてみました。

少なくともこれまで書いた内容が出来ている学生は採用されています。

これらがすべての会社で通用することではないですが、少なからず参考になると思います。

少しでも今後の面接に役に立つと思ってもらえたなら幸いです。

志望理由はその会社ならではの体験を含めて一緒に働きたいと伝える

どれだけ好きか熱を持って伝え、将来貴重な人財になると思わせる

緊張は味方だと捉え面接では緊張を楽しむこと

答えられないピンチは素直さを伝えるチャンスである

最後まで諦めず失敗も貴重な財産にする

面接終わりの質問は最後のアピールの場である

私も企業の面接官を面接していると考えること

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