今まさに40代の方へ、やりたい仕事ができていますか?
日々の忙しさに追われ、目の前の仕事を片付けることで手一杯になっていませんか?
目の前の仕事をただ片付けるだけでは、つまらないしやる気が出ない。だから仕事を終えるのも遅くなり、ますます仕事が溜まり忙しく・・・と悪循環に陥ってしまう。
ただただ忙しく仕事に没頭していては、モチベーションが下がる一方です。モチベーションを保てない仕事で40代が終わってしまうのは後悔が残ります。
そこで今回のテーマは
40代を後悔しないモチベーションが上がる仕事術とは?
『できる40代は、「これ」しかやらない』
大塚 寿(著)
- 仕事がつまらなくてやる気がでない40代の人
- モチベーションが上がる仕事をしたい40代の人
- 40代を後悔したくない人
結論:できる40代は「これ」をする!
できる40代がモチベーションを保ちながらする「これ」とはどんな仕事か?
私の結論としては、
です。
やらなくてもよい仕事??
となると思いますので、少し補足します。
今やらなくても業務上は成果を出せるような仕事のことです。
私の場合で言うと、エンジニア職なので開発環境の改善や開発フローの見直しなど。
すでに開発に使える道具はそろっているので、成果を出すことは可能です。ただ、改善するべきことは多くあります。次に同じような開発を行うとき、不便な部分が改善されていれば、業務の効率が格段に向上するかもしれません。
- 本当は「これ」をやれば多大なメリットがあるのに!
- 本当は「これ」をやるべきなのに!
- 本当は「これ」をやりたいのに!
このような仕事をやることで進化(成長)することができます。これらをせず、目の前の業務を行っているだけでは、現状維持となり成長は見込めません。
現状維持で成果を出しているなら、それで良いのでは?と思われるかもしれませんが、この考えには落とし穴があります。
今やるべき業務を行っているだけでは、現状維持ではなく退化していると考えるべきです。
なぜなら、年齢を重ね知識や経験が増えると、やれることが増え、責任も大きくなり、より大きな成果を求められるようになるからです。そのために、ルーチンワークは同じ時間をかけるのではなく、より効率的にできるようにならなければなりません。そのためにやらなければならない仕事が「これ」が指す仕事です。
進化と現状維持の曲線をイメージしたものが下図です。
進化を続けるには、上記で説明したように「コレ」が指す仕事が何なのかを見極め、日常の業務をこなしつつ、時間を見つけては取り組んでいかなければなりません。
私が考える「これ」の結論を述べさせていただきましたが、さらに深く「これ」を学びたい方は、本書を一読することをおすすめします。さらに、本書を読むことで、40代こそ意識しなければならない理由がわかります。
もう少し詳細を知りたい方や、本書の購入を検討されている方は、引きつづき本記事をご覧ください。
書籍の紹介
20、30代の頃は、40代ともなると、ある程度の立場になっているだろうから、自身の経験と権限で仕事もやりたいようにやれる、というイメージを持っていませんでしたか?
蓋を開けてみると、日々やることがたくさんあって、本当にやりたいことができていないことが多くないですか?
50、60代になった先輩方に聞くと、40代を後悔している人が多いようです。
その原因の多くは、40代という限られた時間の中で、正しい時間の使い方、頑張り方がわかっていないこと。
それがわかっていないと、一生懸命働けば働くほど、40代を後悔することになると。
一生懸命働くほど後悔・・・どういうこと??
さあ後悔したくない人は、一緒に学んでいきましょう。
書籍の概要
まずは、あなたの後悔度をチェックすることができます。
- 毎日忙しい。ただ、毎日忙しく働く自分は嫌いじゃない。
- 仕事は現場第一。自分の手を動かすことが大事だ。
- 任せる必要があるのはわかるが、つい自分でやってしまう。
- 平日は常に残業だが、週末だけは家族のために使っている。
- 出世したい気もあるが、あまり考えないようにしている。
- 最近の若者は過干渉を嫌うので、なるべく距離を置いている。
- 新卒以来ずっと同じ会社で働いてきた。
- 趣味の時間は全く取れないが、定年後に再開すればよいと思っている。
上記のうち、5つ以上当てはまる人は、後悔モチベーション下げ下げ予備軍。すぐに本書を読んで意識を変える必要がありそうです。
そんなに読んでる時間が無いという人は、とりあえず以下の項目だけでもチェックしてください。
また、上記に当てはまらない人でも、できる40代のモチベーションを上げる仕事術として得ることは多いと思います。
できる40代は、自分自身の評価を気にする
若いころは、会社や上司からの評価を気にするものです。
ただし、40代になってもその意識でいると後悔することに。
私も評価する立場となりましたが、ハッキリ言って、正当な評価なんてできません。
どうやったら正当な評価ができるのか教えてほしいくらいです。
本書によると、
「会社にどう評価されるか」ではなく、
「自分はどう評価されたいのか」にマインドチェンジが必要とのこと。
自分自身をブランディングして、強みを磨いていかなければならず、そのために自分の評価につながる仕事だけをやる!自分の評価が上がれば、モチベーションも上がりますよね?
できる40代は、残りの人生ですべきことを3つ決める
年を取ると、今年ももう終わりか~速いな~と言ってませんか?
なぜ、年を取ると時間の進み方が速く感じるのでしょうか?
それは、これまでの人生の長さに比例しているからだそうです。
8歳の息子の1年は、1/8 の時間(0.125)で人生における1年の比率は12%
45歳の大人の1年は、1/45の時間(0.022)で比率は2%
物理的に時間は変わりませんが、感じ方が変わるのですね。
なので、貴重な残り時間は無駄にできません!
そこで、
- あなたが手に入れたいもの
- あなたがやり遂げたいこと
- あなたが何を大切にして生きていきたいか
を三つ挙げ、それを円グラフにして表す手法が紹介されています。
まずは思いつくままに列挙していき、上位3つに絞り込みます。
例えば、こんな感じで。
これらに残りの人生の時間を使うと意識します。人生の目的を明確にすることで、時間が有効に使えるようになります。目的や欲しいものが明確になると、モチベーションが上がりますよ!
できる40代は、上を目指すか、出世を捨てるか決める
40代は出世レースの最終局面。
上を目指すのか、出世をあきらめるのか、一刻も早く自分で決断する必要があります。
出世をあきらめるなら、どの分野のプロになるのか、そのために何が必要かなど明確にしなければいけません。
これがうやむやだと、立場も低ければ何の武器もないお荷物社員になってしまいます。
今の時代、若い人も含めて、出世のために頑張るなんてカッコ悪い、管理職になるなんて面倒だ、なんて考えの人も多いと思います。
個人的には、大いに出世を目指すべきだと思います。チャレンジしてダメなら、さっさと諦めて路線変更です。チャレンジしない方が、人生振り返った時に後悔すると思います。
後悔しないためにも、モチベーションを上げてチャレンジしていくこと!
できる40代は、上司より部下に認められることを目指す
どうしても上司の顔色をうかがってしまいます。この行為は、もう刷り込まれてしまっています。
しかし、ピラミッドの中間にいる40代は、上司より部下に認められるよう努力する必要があります。
なぜなら、上司はいずれ引退していきます。私より若い部下は、上司より長い付き合いになるはずです。
かつての部下が上司になる可能性だってあります。だとしたら、これまでの上司へ割いていた時間は、部下へと向けていくことが大切になります。
媚びを売れというわけではありません。関心を持つことが大事です。
本書は言っています。あなたは部下・後輩のフルネームが漢字で書けるか?
ハッとさせられました・・書けません・・・
今すぐ関心を持ちましょう。
できる40代は、任せ方の大原則を知っておく
この仕事は部下に任せるより、自分がやった方が速いから、なんて言ったりしていませんか?
私もしっかり覚えがあります。これは、傍から見ると典型的な残念なタイプとのこと(汗)。
本書でも指摘されていますが、
本音を言うと、
『その作業を自分がすることで、自分の価値を失いたくない』
であります。
部下の能力が・・・まだまだ心配で・・・とか、あれこれ理由を付けますが、結局のところ自分のため。
40代は任せ方が必須のスキルです。
本書で紹介されている部下に任せるための手法、『前始末』は、私も実践しています。
この仕事は、
- なんのためにやるのか
- 誰のためにやるのか
- どのようにやるのか
これらを十分に共有してから任せるというものです。
ちなみに、部下からのアウトプットが満足できるものでないなら、それを指示した上司の責任となります。
なので、しっかり『前始末』することが重要になります。
できる40代は、まずはやらないことを決める
まずは、やらないことリストを作ります。
やることリストの間違いでは?と思いましたよね?
本書によると、
やることリスト(To Do リスト)が諸悪の根源だと。
私は普通にやることリスト作っていますが・・・(;^_^A
本書によると、
やることなんてたくさんあるから、挙げていくと際限なく積みあがっていくぞ!
とのこと。
確かに、やることなんて無くなったりしないですよね。
でも、やらないことをきっちり決めて、本当にすべきことだけをする、って大事なことですよね。40代の時間は貴重で限りがあるのだから。
本書では、やらないことリストの作り方を
詳しく紹介しています。
そのコツをつかみたい人は是非読んでみてください。
できる40代は、重要で緊急でない仕事だけをする
以下の重要度と緊急度のマトリックスって見たことありますか?
仕事の優先順位と緊急度を表す図です。
緊急度が高く、重要度が高い仕事からやっていく、それで正しいように思えますが、
実はそこが間違いだと。
緊急で重要な仕事は、このような図に書かずともやりますよね。そして、緊急度が高く、重要度の低い仕事をしてタイムオーバー。
この図の正しい使い方は、
緊急度は低いけど、重要度が高い仕事を見極めること。
それは、40代の貴重な時間に重要度が低い仕事は一切しないため。
もし、日々仕事に追われているのだとしたら、緊急度が低く、重要度の高い仕事が出来ていないからかもしれません。
例えば、日々のルーチンワークを改善するような重要な仕事です。こういった仕事は緊急度は低いですが、40代の時間を効果的に使えるようになるとても重要度の高い仕事です。
まとめ
私も40代です。後悔したくありません・・・これからもモチベーションを上げながら頑張っていこうと思っています。
さあ、まとめます。
- やらないことを明確にする
- 自身の評価のために必要なことだけをやる
- そのために正しい頑張り方をすること
今40代の方も、これから40代を迎える人も、是非読んでみてほしい書籍でした。
40代を後悔しないために。
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