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仕事

技術者派遣という働き方はあり?なし?|技術者派遣元社員が本音で解説

”ものづくり”をしたくて就職活動している新卒の方や、転職活動しているエンジニアの方は多いと思います。

このメーカーのこの製品がつくりたい!という強い希望がある場合は難しいですが、

  • 色々なものをつくってみたい
  • ものづくりの技術力を向上させたい

という方は、技術者派遣という働き方を検討する余地はあると思います。

本記事は、以下のような人向けに書いています。

  • 技術者派遣という働き方があることは知っている
  • 技術者派遣という働き方を検討している
  • 技術者派遣は率直に”あり”か”なし”か聞きたい

本記事では、以下のことがわかります。

  • 技術者派遣で働いた私の経験を通じての”あり”か”なし”かの結論
  • 技術者派遣という働き方で心がけないといけないこと
  • 技術者派遣という働き方を選択しても良い理由

技術者派遣という働き方

では早速、私が技術者派遣として約10年働いた結論です。

技術者派遣という働き方は、あり だと思います。

ただし、条件付きの”あり”となります。

その条件と、この結論に至った理由について説明していきたいと思います。

条件①:技術者派遣会社をしっかり選ぶ

技術者派遣のような特定派遣の場合は、登録型の一般派遣とは違い常用型の派遣となります。

派遣というと不安定なイメージがありますが、特定派遣の場合は正社員として派遣会社に雇用されます

なので、派遣先が決まっていない状態でも、雇用されている派遣会社から給与はもらえます。

そして、派遣会社の取引先がどのような会社があるか把握することが重要です。

有名な一流のメーカーと取引がある派遣会社を選ぶようにします。

これは会社のHPや説明会で容易に確認することができます。

一流のメーカーのプロジェクトに加わって仕事ができれば、良い経験にもなりますし自信にもなります。

なにより、有名な製品の開発に携われるので楽しいです。

正社員として雇用される技術者派遣会社を選ぶ

有名企業に派遣される技術者派遣会社を選ぶ

条件②:キャリアプランを描く

これは技術者派遣に限ったことではないかもしれませんが、目標を定めることは重要です。

技術者派遣という働き方で、何を得て将来どうなりたいかを考えておきます。

私の場合は、現場で知識や技術を学び経験を得て、自分のスキルでアピールできるものが出来たら、メーカーに転職するキャリアプランを描いていました。

いずれメーカーに転職することを考えていたので、派遣先のメーカー社員の働く姿勢や仕事の仕方などもよく観察していました。

更には、メーカー社員の仕事を奪うつもりで仕事をしたり、会議の進行役をしたり、フットワーク軽く動いていたことを覚えています。

こういった目標を定めておくことにより、派遣だからという遠慮やお願いされたことしかやらないという姿勢ではなくなり、それが結果的に良い成果につながったと思います。

これは私の例でしたが、技術者派遣として様々な有名メーカーで色々なヒット商品を作っていきたいという働き方もあると思います。

その場合は、将来役立つ技術を得たり、若い人に負けない知識や経験を蓄えたり、どういったキャリアプランを描けばものづくりの一線で活躍できるかを考えておく必要があります。

将来どうなりたいかキャリアプランを考える

そのために仕事をするうえでの目標を定める

条件③:付加価値を提供する

プログラマは孤独な仕事で、人付き合いが苦手な人に向いていると思っている人がいれば、

それは間違いだと言えます。

特にメーカーでつくる製品などは、大規模なプログラムがほとんどなのでチームで作成します。

つまり、チームでコミュニケーションをとり連携して製品開発を行います。

プログラマはコミュニケーション能力が不可欠であり、技術者派遣を選択したエンジニアは、さらにコミュニケーション能力が重要だと考えます。

なぜなら、派遣先のメーカー社員はお客様です。

お客様の要望や期待に応えるためには、しっかりコミュニケーションをとり、真に望むものをしっかりとらえ、付加価値を提供していかなければなりません。

開発現場においては、常にお客様の目線で考える視点が必要です。

こっちの仕様の方が良いのではないか?もっと便利にできないか?これだと問題が発生しないか?

など、相手の立場になって考え信頼を得て、人間性の面で付加価値を提供することも重要です。

開発現場のメーカー社員はお客様であると自覚する

お客様には技術力と人間性で付加価値を提供する

技術者派遣を選択する理由

上記で紹介してきた条件を満たすなら、技術者派遣を選択することは、決して悪い決断ではないと考えます。

技術者派遣で技術は身につかないと聞いたことがあるかもしれませんが、そんなことはないと思います。

守秘義務等により、核となる部分は担当できなかったり、情報がもらえないことは確かにあります。

ですが、それ以外にやることはたくさんあるので、技術が身につかないなどはありません。

それよりも、目標を定めず日々言われたことをただこなしていることの方が問題です。

私の経験から言うと、日々意欲的に業務を行い成果を出していれば、より責任のある核に近い仕事を任せてもらえるようになります。

私も現在はメーカーの社員ですが、メーカー社員と技術派遣社員とで提供する情報の差はあれど、業務に対しては同等に仕事をしてもらっています。

成果を上げてくれる人なら、社員だろうが技術派遣社員だろうが関係ありません。

技術があって信頼できる人にお願いしています。

私は技術者派遣で働いた経験とメーカー社員として働いている経験から、

  • 技術者派遣でも重要な仕事は任される
  • メーカー社員以上に頼れる人もいる
  • いざ開発となると社員か派遣かなど区別しない

ということが言えます。

よって、技術派遣だから不利だとか、技術が得られないとか、環境面で働きづらいとかは無いです。

ただし、目標設定や向上意欲など自分次第で良くも悪くもなることだけ理解しておいてください

まとめ

私の経験から、技術者派遣という働き方もありだというお話をさせていただきました。

ただし、条件がいくつかあり心構えなども説明させてもらいました。

技術者派遣という働き方を検討されている方の参考になれたなら幸いです。

また、もう少し詳しい体験談やメリット・デメリットなども書いていきたいと思っています。

正社員で雇用され、有名企業と取引のある技術者派遣会社を選ぶこと

将来のキャリアプランを描き、そのための目標設定をすること

お客様に技術力と人間性の付加価値を提供すること

技術と信頼があれば社員や派遣など区別されず活躍できること

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