はじめに
崇高な社会貢献である空き家再生なのですが、
今回は投資目線で語ります。
空き家再生と言っても、不動産投資のひとつです。
今回のテーマは、不動産投資の中でもなぜ空き家再生なのか、です。
いったん、崇高な社会貢献という目的は置いておきましょう。
不動産投資とは?
不動産投資といっても、色々な手法があります。
新築マンションや新築アパートに投資する手法。
中古マンションや中古アパートに投資する手法。
新築区分マンションや中古区分マンションに投資する手法。
中古戸建てに投資する手法。
土地から買って新築を建てる手法。
それぞれの手法に長所短所あり、どの手法がベストとは言えません。
何がベストかは、あなたが何を目指しているかで決まります。
不動産投資の目的
私の目的は、
です。
目的とは、どんな状態になりたいか、ということ。
私は、老後に会社員の給与と同じくらい収入があれば十分です。
想像してみてください。
定年後に会社員と同じ給料がもらえたら・・・
もう働かなくてもいいじゃない!
働くのは不動産という資産で、私は老後をゆったりと過ごせる。
十分じゃないですか!
なにも億万長者のメガ大家にならなくてもいいんです。
それなら自分でもできそうな気がしませんか?
とりあえず、ハードルは小さく始めましょう。
不動産投資の戦術
40代の会社員が、定年まで残り10~15年として、
老後の経済的自由と時間的自由を達成するには、
どんな戦術がベストなのか・・・?
それは、
中古の戸建て!
である。
それはなぜか?
リスクが低い!
若いうちならともかく、40代となると一つの失敗が取り返しのつかない事態になります。
リスクは極力抑えて着実に資産拡大すべきです。
そもそもリスクとは何でしょうか?
銀行からの融資、つまり借金です。
リスク=借金
銀行からお金を借りて、不動産を購入し、家賃をもらい、その一部で借金の返済をします。
ここで、お部屋に住んでくれる人がなかなか見つからなかったり、
何かしらの問題により家賃を安く設定しなければならなかったり、
想定していた家賃収入が得られないとしたら・・・
銀行の返済は待ってくれませんので、会社員の給与から返済することになります。
この持ち出しが発生してしまうと、かなり苦しい状態となります。
なので、リスクを抑えるためには、
融資に頼らない、もしくは、少額の融資で購入できる戸建てが良し!となります。
そして、初心者であれば不動産投資を小さく始めてみることが理想です。
小さくというのは、
何室もある一棟アパートではなく、1件の戸建てに全集中することです。
不動産投資の空き家再生とは?
空き家再生とは、
人が住むには問題があるほど傷みが激しいお家を、
人が住めるようにリフォームして、また住める部屋に再生することです。
つまり、
家を生き返らせる尊い取り組み
と言えます。
日本の建築技術はすばらしいのです。
地震大国の日本で家を建てるには、強い家づくりが必要だったのです。
古くなったお家は確かに見た目は悪いですが、
その内部の骨組みはしっかりと生きているのです。
なので表面を綺麗にリフォームするだけで十分に住めるのです。
もったいないの精神です!
世界的に見ると、長い年月を経た中古物件は価値が上がります。
日本だけです、新築ばかりに価値を見出すのは。
また、
日本には空き家問題があります。
空き家対策に関する実態調査 結果報告書(PDF)から抜粋
総務省のHPより引用
図から分かるように、空き家が年々増加している状況です。
空き家が増えると、
- 景観が悪い
- 放火の的にされる
- 犯罪に利用される
という状況になり、街の価値を下げることになります。
そうなるとますます治安が悪くなり、人が出て行ってしまいます。
なので、空き家問題を解決することは国や自治体としても必須となります。
というわけで、
不動産投資の空き家再生とは、社会に貢献する取り組みである
まとめ
我々日本人は、お金の話をするといやらしいと教育を受けてきました。
だから学校でお金の勉強はしなかったですよね。
どうやってお金を稼ぐかなんて、絶対に必要な勉強だと思いますが・・・
ということもあってか、
不動産投資で儲ける!大家さんになって儲ける!
ということに、拒否感を持ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、
自分が儲けるだけでなく、社会のためにもなっていると考えると、
いやらしいことではないと思えます。
儲けること自体は悪くなく、大事なことです。
しかし、自分の欲望のために儲けているのではなく、
多くの空き家再生を成すために必要な資金を得ている、
と考えれば、お金儲けへの拒否感は薄れるのではないでしょうか。
空き家投資で参考になった書籍を紹介しておきます。