社会人になると、勉強する時間はなかなか取れません。

仕事があります。

家庭があります。

通勤があります。

疲れて帰ってきたら、何もしたくない日もあります。

私自身、

「休日にまとめて勉強すればいい」

と思っていた時期がありました。

でも、これは続きませんでした。

平日の疲れが残っている休日に、何時間も勉強しようとすると、かなり気合が必要になります。

その気合が、だんだん苦痛に変わっていく。

そして、

「今日はやめておこう」

が増えていく。

結果として、勉強しなくなりました。

そこで私は考え方を変えました。

まとまった時間を作るのではなく、

勉強を日常の中に埋め込む。

今は、この考え方で続けています。

私が大事にしているのは、

習慣化とメリハリ

です。

勉強時間は「作る」より「日常に埋め込む」

忙しい社会人にとって、毎日まとまった勉強時間を確保するのは簡単ではありません。

だから私は、

「勉強のために新しく1時間作ろう」

とはあまり考えません。

すでにある日常の行動に、勉強をくっつけます。

通勤時間。

昼休み。

待ち時間。

寝る前。

こうした短い時間を使います。

私の場合、

電車に乗ることと、本を読むことはほぼ同義

になっています。

電車に乗ったら本を開く。

特別に、

「今日は勉強しよう」

とは考えません。

毎日同じ行動を繰り返していると、少しずつ習慣になります。

やがて、

「やろう」

と思わなくても自然と始めるようになります。

私の感覚では、

勉強は、気合を入れて始めるものにしない方が続きます。

日常の中に自然に入り込ませること。

それが一番大切だと思っています。

気合を使わずに始められる環境を作る

私のカバンには、必ず本が1冊入っています。

これはかなり大事です。

電車に乗ったとき。

少し待ち時間ができたとき。

昼休みに時間ができたとき。

すぐに本を取り出せます。

もし、

「勉強しよう」

と思ってから教材を探す。

本を取りに行く。

何を読むか決める。

という手順が必要なら、始めるまでのハードルが上がります。

だから私は、

始めるまでの手順を減らす

ようにしています。

ちなみに、私は紙の本かKindleを使います。

スマホは、勉強にはあまり使いません。

理由は単純です。

スマホには誘惑が多いからです。

ゲーム。

動画。

SNS。

知り合いからの連絡。

通知。

勉強しようと思って開いたのに、別のものを見てしまう。

私はそれを避けたいので、勉強するときはスマホから少し距離を置きます。

もちろん、スマホ学習が合う人もいると思います。

ただ、私には紙の本やKindleの方が集中しやすい。

自分にとって、

余計な割り込みが少ない環境

を作ることが大切だと思っています。

まず何か一つ始めるなら、

明日のカバンに本を1冊入れてみてください。

それだけでも、勉強を始めるきっかけになります。

私が本を読むのは、知識を増やすためだけではありません。先人の経験を借り、自分で考えるための読書については
「年間130冊読む私が考える『本を読む意味』」
で詳しく書いています。

ONにするために、まず1ページだけ読む

勉強するときに、

「よし、今からONにするぞ!」

と考えると、少し気合が必要になります。

その気合が毎日必要なら、私は続かないと思っています。

だから、最初から本気を出しません。

気分が乗らない日。

疲れている日。

そういう日でも、

まず1ページだけ読む。

これだけです。

いつもの勉強する場所に行く。

椅子に座る。

本を開く。

そして1ページ読む。

すると、不思議と2ページ目に進むことがあります。

そのまま3ページ、4ページと続くこともあります。

私の感覚では、人は最初から全開になるのではなく、

少しずつエンジンがかかっていく

ものだと思っています。

だから、

「今日は30分勉強しよう」

ではなく、

「今日は1ページだけ読もう」

くらいまでハードルを下げます。

そして、読み始めても、

「今日はやっぱりきついな」

と感じたら、その日はやめてもいい。

無理に続けません。

私が自分に課しているのは、

勉強する環境に自分を置くこと。

そして、

1ページだけは読んでみること。

そこまでです。

その先は、その日の状態に任せます。

1回15分でいい。長さより続けることを優先する

私は、1回の勉強時間を長く取ることを重要だとは考えていません。

集中力が続く範囲で十分です。

私の場合は、

1回15分くらい

が多いです。

通勤の往路で15分。

帰りに15分。

昼休みに15分。

寝る前に15分。

そんな感じで、1日の中に何回か入れています。

大切なのは、

「今日は2時間勉強した」

ということより、

今日も少し触れた

ということだと思っています。

私は、長時間まとめて勉強するより、毎日少しずつ触れる方が、自分には内容が残りやすいと感じています。

もちろん、集中できる時間には個人差があります。

30分続く人もいるでしょう。

1時間集中できる人もいるでしょう。

逆に、10分で十分な日もあります。

大切なのは、時間の長さを競うことではありません。

集中できる範囲で続ける。

それでいいと思っています。

休日にまとめて勉強する方法は続かなかった

私が続かなかった方法があります。

それが、

休日にまとめて勉強すること

です。

平日は忙しい。

だから、

「休日にまとめてやればいい」

と考えていました。

理屈としては間違っていないと思います。

ただ、私には合いませんでした。

平日に働いて疲れている。

ようやく迎えた休日。

そこで、

「今日は3時間勉強しよう」

となると、かなり気合が必要になります。

最初のうちはできます。

でも、だんだん面倒になります。

そして、勉強そのものが苦痛になっていきます。

苦痛になれば、人はそこから逃げたくなります。

私もそうでした。

だから今は、

休日に一気に頑張るより、毎日少しずつ続ける

ことを優先しています。

勉強を特別な予定にしない。

生活の一部にしてしまう。

その方が、私には合っていました。

ONだけでなく、OFFも全力で取る

私は、

やるときはやる。休むときは休む。

このメリハリを大事にしています。

勉強を続けたいからといって、ずっとONでいる必要はありません。

むしろ、ずっとONでいようとすると疲れます。

気分が乗らない日でも、まず1ページは読んでみる。

そこで自然とエンジンがかかれば続ける。

それでもきつければ、その日はやめる。

それでいいと思っています。

大事なのは、

休むことまで失敗扱いしないこと

です。

今日は休む。

今日は遊ぶ。

今日は何もしない。

そう決めたなら、私はそれも全力でやります。

中途半端に休みながら、

「本当は勉強しないといけないんだけどな」

と考え続けると、休んだ気にもなりません。

勉強する時間は勉強する。

休む時間は休む。

遊ぶ時間は遊ぶ。

ON/OFFをはっきりさせることも、長く続けるためには必要だと思っています。

勉強時間のために睡眠を削らない

勉強時間を増やす方法として、

睡眠時間を削ることはおすすめしません。

私はやらない方がいいと思っています。

睡眠不足の状態では、集中しにくくなります。

そんな状態で無理に勉強しても、効率はよくありません。

「1時間勉強した」

という事実だけが残っても、頭に入っていなければ意味がありません。

それよりも、

しっかり寝る。

体調を整える。

頭が動く状態にする。

そして15分集中する。

私はその方がよいと思っています。

勉強時間を確保するために何かを減らすとしても、

睡眠は削らない。

ここは自分の中で決めています。

何を勉強するかは、まず仕事を優先する

限られた時間の中で何を勉強するか。

私の場合、最優先は、

今の仕事に関わること

です。

仕事で必要になった技術。

これから担当する分野。

今困っていること。

まずはそこから学びます。

そのほかにも、

自分が興味を持ったこと。

最近話題になっている技術。

新しく出てきた考え方。

そういうものにも触れます。

私は最初から、

「これは勉強しない」

と決めることはあまりありません。

まず少しやってみます。

そのうえで、

「これは今の自分には必要ないな」

「しばらく使う予定がないな」

「これはすでに古い技術だな」

と感じたら、途中でやめます。

全部を最後まで勉強する必要はありません。

勉強を終わらせることが目的ではなく、必要なことを学ぶことが目的

だからです。

まず触ってみる。

必要なら続ける。

違うと思ったらやめる。

そのくらい柔軟でよいと思っています。

勉強時間を確保できても、何をどう学ぶかが曖昧では続きません。私が50歳になってから実践している勉強法は、
「50歳でも新しい技術を学び続ける|20年以上エンジニアを続けて分かった効率的な勉強法」
で詳しく書いています。

勉強時間を作るなら、何かと入れ替える

「勉強したいけれど、時間がない」

社会人なら、多くの人がそうだと思います。

私も同じです。

1日は24時間です。

突然、勉強のための25時間目が増えるわけではありません。

だから、勉強時間を確保するには、

今使っている時間の何かと入れ替える必要があります。

通勤中にスマホを見ている時間。

何となく動画を見ている時間。

目的もなくぼんやり過ごしている時間。

TVを見ている時間。

そうした時間の中から、

まず15分だけでも勉強に置き換えてみる。

それなら、多くの人にとって試せる余地があるのではないかと思います。

ただし、何度も言いますが、

睡眠時間とは入れ替えない。

睡眠を削って1時間作るのではなく、

今の生活の中にある15分を見つける。

新しい時間を作るというより、

今ある時間の使い方を変える。

私はその方が現実的だと思っています。

まとめ|勉強時間の代わりに、何を捨てますか?

忙しい社会人にとって、

「時間がない」

のは珍しいことではありません。

仕事があります。

家庭があります。

疲れる日もあります。

だから私は、

毎日何時間も勉強しようとは考えていません。

15分でいい。

場合によっては1ページでいい。

大切なのは、

気合を使わなくても始められる仕組みを作ること

です。

通勤時間に本を読む。

カバンに本を入れておく。

いつもの場所に座る。

1ページだけ読む。

集中できる範囲で続ける。

きつければ、その日はやめる。

休むときはしっかり休む。

そして、睡眠は削らない。

これを毎日の生活に少しずつ埋め込んでいく。

私には、この方法が合っていました。

最後に、勉強する時間がないと感じている人に、私が聞きたいことがあります。

勉強時間の代わりに、何を捨てますか?

1日は24時間です。

新しい時間が突然増えることはありません。

勉強している人も、その時間をどこかから持ってきています。

何となくスマホを見ている15分。

動画を見ている15分。

ぼんやり過ごしている15分。

そのうち一つを、

勉強する15分に変えてみる。

それだけでも十分です。

私が学び続けるのは、知識を増やすためだけではなく、より大きな責任を背負えるようになるためでもあります。
「エンジニアの成長とは何か?50代になって考える『仕事は自分の成長記録』」

今日の一歩

まず、

明日のカバンに本を1冊入れてください。

そしてもう一つ。

明日の15分を、何から勉強時間に変えるか決めてください。

最初から頑張りすぎなくていい。

1ページでもいい。

15分でもいい。

少しずつを毎日にする。

それが、私が忙しい社会人になってから続けてきた勉強時間の作り方です。