仕事で使える生成AIサービス比較|社会人エンジニア向け

生成AIのサービスが増えてきました。
ChatGPT。
Claude。
Gemini。
GitHub Copilot。
NotebookLM。
名前は聞いたことがあっても、
「結局、どれを使えばいいのか分からない」
という人も多いのではないでしょうか。
私自身、仕事とプライベートで複数の生成AIを使っています。
仕事では、
- ChatGPT
- Claude
- GitHub Copilot
プライベートでは、
- ChatGPT
- Gemini
- NotebookLM
を使っています。
最初は私も、
「どのAIが一番優秀なのか」
という見方をしていました。
でも、実際に使い分けていくうちに、考え方が変わりました。
一番優れた生成AIを探すより、自分の仕事に合う生成AIを選ぶ方が大切です。
この記事では、私が実際に使っている5つの生成AIサービスについて、
どんな用途で使っているのか。
何が強いと感じるのか。
どこに不満を感じるのか。
そして、社会人エンジニアが最初に一つ選ぶなら何をすすめるのか。
実体験をもとに整理します。
※生成AIの機能や料金は頻繁に変更されます。この記事では2026年9月時点の情報を確認していますが、契約前には各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。
生成AIは「どれが一番か」ではなく「何に使うか」で選ぶ

生成AIを比較すると、
つい、
「どのAIが一番性能が高いのか」
という話になりがちです。
でも、私は一つのAIですべての仕事をやろうとはしていません。
用途によって使い分けています。
私の場合は、
ChatGPTは画像生成。
ClaudeはPowerPointや資料作成。
GitHub Copilotはコーディング。
Geminiは調査や画像生成。
NotebookLMは動画作成。
という使い方です。
もちろん、それぞれ他のこともできます。
ChatGPTで文章も書けます。
ClaudeではPowerPointなどのファイルそのものを作ることもできます。
GitHub Copilotも、単純なコード補完だけでなく、チャットやコードレビューなど機能が広がっています。
GeminiもGoogleサービスとの連携を活かして、さまざまな仕事に利用できます。
それでも実際に使っていると、
「この仕事なら、こちらのAIの方が使いやすい」
と感じる場面があります。
だから私は、
生成AIを選ぶときに、
一番優秀なAIはどれか
ではなく、
自分が何をしたいのか
から考えるようになりました。
企業で生成AIを使う場合は、サービス選びだけでなく、利用ルールや導入の進め方も重要です。実際に企業へ生成AIを導入する中で感じたことは、
企業に生成AIを導入する側になって分かったこと
でまとめています。
結論|最初の1つなら私はChatGPTをすすめる
生成AIをまだ本格的に使ったことがなく、
「一つだけ選ぶならどれがいい?」
と聞かれたら、
私はChatGPTをすすめます。
理由は、
総合力です。
調査。
文章作成。
画像生成。
アイデア出し。
分析。
壁打ち。
ブログ運営。
かなり幅広い用途を一つのサービスで試せます。
私自身、仕事では主に画像生成に使い、
プライベートではブログ作成の壁打ちや画像生成に使っています。
必要になれば、
文章について相談する。
アイデアを出してもらう。
考えを整理する。
調査する。
分析する。
さまざまな使い方ができます。
だから私は、
これから生成AIを使ってみたい人が、
「AIで何ができるのか」を体感する入口
として使いやすいと感じています。
ただし、
ChatGPTだけ使えばすべて解決するという意味ではありません。
用途が明確になると、
別の生成AIを使った方が便利な場面も出てきます。
私が使っている5つの生成AIサービス
私自身の使い方を整理すると、
次のようになります。
| サービス | 私の主な用途 | 強みだと感じる点 | 注意している点 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | 画像生成、ブログの壁打ち | 総合力が高い | 用途によって品質差を感じる |
| Claude | PowerPoint、資料作成 | 文章・資料・コード | 万能型としてはChatGPTと使い勝手が異なる |
| GitHub Copilot | コーディング | 開発作業との相性 | 生成コードは必ず確認・テスト |
| Gemini | 調査、画像生成 | Googleサービスとの連携 | Google連携を使わないと強みを感じにくい |
| NotebookLM | 動画作成 | 元資料を活かしたコンテンツ生成 | 生成後の細かな編集自由度に物足りなさを感じる |
ここから、
それぞれについて詳しく書きます。
ChatGPT|迷ったらまず使いやすい万能型
私が最も幅広く使っているのがChatGPTです。
仕事では、
主に画像生成に使っています。
プライベートでは、
このブログの記事について壁打ちをしたり、
アイキャッチ画像や本文用の画像を作ったりしています。
ChatGPTの一番の強みは、
私にとっては、
何でも一通り試せること
です。
文章について相談したい。
アイデアが欲しい。
画像を作りたい。
調べたい。
考えを整理したい。
分析したい。
そうしたとき、
まずChatGPTに相談できます。
「何に使うかがまだ決まっていない」
という人でも、
いろいろ試しながら、
自分なりの使い方を探せます。
これは、
生成AIを初めて使う人には大きなメリットだと思います。
ChatGPTの弱点
一方で、
万能だからこその注意点もあります。
私は、
用途によって品質に差がある
と感じています。
どんな仕事でも、
必ず期待どおりの答えが返ってくるわけではありません。
特に事実関係については、
そのまま信用しないようにしています。
必要なら、
一次情報や公式情報を確認します。
ChatGPTは便利です。
でも、
万能だから全部お任せしていい
ということではありません。
生成AIは便利ですが、仕事で使うなら情報管理や確認ルールも必要です。企業利用で私が注意しているポイントは
生成AIを仕事で使うときに注意すべきこと|企業利用で考えたいポイント
こちらで詳しく書いています。
Claude|PowerPointや資料作成で使っている

仕事で、
PowerPointや資料を作るとき、
私はClaudeを使っています。
文章を整理する。
構成を考える。
情報をまとめる。
資料として読みやすくする。
こうした作業で使いやすいと感じています。
現在のClaudeは、
PowerPointを含むファイルそのものを生成することもできます。
私にとって、
「文章を考えてもらうAI」から、
「資料作成まで任せられるAI」
へ変わってきた印象があります。
また、
文章だけでなく、
コードについて相談するときにも強さを感じます。
Claudeの弱点
一方で、
私の使い方では、
ChatGPTほど、
「とりあえず何でも相談する」
という感覚ではありません。
文章や資料、コードでは強い。
でも、
画像を含めた幅広い用途を一つのサービスでこなしたい場合には、
私はChatGPTの方を選ぶことが多いです。
これは性能の優劣というより、
用途による使い分け
だと思っています。
GitHub Copilot|私はコーディング用途を中心に使う
GitHub Copilotは、
仕事でコーディングするときに使っています。
コードを書いてもらう。
補完してもらう。
修正案を出してもらう。
コードについて質問する。
こうした開発作業の中で使います。
現在のGitHub Copilotは、
単純なコード補完だけではなく、
チャットやコードレビュー、エージェントなど、
できることが広がっています。
それでも、
私にとって中心にあるのは、
コーディングを助けてもらうこと
です。
生成されたコードは必ず確認する
GitHub Copilotが生成したコードを、
私はそのまま採用しません。
必ず、
実行する。
テストする。
コードの内容を確認する。
これは必要だと考えています。
AIが生成したから、
正しいとは限りません。
動くのか。
想定した処理になっているのか。
問題はないのか。
最終的には、
人が確認する必要があります。
AIによってコードを書くスピードを上げることはできます。
でも、
確認する責任までAIに任せることはできない。
私はそう考えています。
Gemini|Googleサービスを使う人には便利
プライベートでは、
Geminiを調査や画像生成に使っています。
Geminiの強みとして、
私が大きいと感じるのは、
Googleサービスとの連携です。
GoogleはGeminiを、
Gmail、Docs、Sheets、Slides、Driveなど、
普段使うサービスの中へ組み込んでいます。
普段からGoogleのサービスをよく使っている人なら、
この連携は大きな魅力だと思います。
Google連携を使わないと強みを感じにくい
逆に、
Googleサービスとの連携をほとんど使わない場合、
私はGeminiの魅力を十分に感じにくいと思います。
また、
回答の一貫性や文章の仕上がりについては、
私自身、好みが分かれると感じています。
これは単純な良し悪しではありません。
AIごとに、
文章の雰囲気や回答の組み立て方に違いがあります。
実際に使って、
自分との相性を見るのがいいと思います。
NotebookLM|手元の資料を活かす作業に強い
NotebookLMは、
私の場合、
主に動画作成に使っています。
ブログ記事を元資料として入れ、
その内容から動画を作る。
この使い方をしています。
NotebookLMの特徴は、
自分が与えた資料を軸にコンテンツを作れること
です。
NotebookLMのチャットは、
基本的にノートブックへ登録したソースを根拠に回答します。
また、
そのソースをもとに、
動画解説などのコンテンツも作れます。
私はブログ記事を書いたあと、
その内容をYouTube動画へ展開するときに使っています。
一つの記事を書いて終わりではなく、
動画にも展開する。
ブログ運営では、
かなり便利な使い方だと感じています。
NotebookLMの弱点
一方で、
元資料の外へ自由に話を広げたいときには、
ChatGPTやGeminiなどとは性格が違います。
私は、
NotebookLMを、
ゼロから自由に何かを作るAIというより、
手元にある資料を活用するAI
として使っています。
動画も、
生成する前には、
形式やスタイル、重点テーマなどを指定できます。
ただ、
生成された動画をあとから、
一般的な動画編集ソフトのように、
シーン単位で細かく自由に直したい場合には、
私は物足りなさを感じます。
「ここだけ変えたい」
と思ったときに、
もう少し自由に編集できるとうれしい。
これは今後期待している部分です。
仕事別|私ならこのAIを選ぶ

ここまでの使い方を、
用途別に整理すると、
私は次のように選んでいます。
画像を作りたい
ChatGPT
仕事でもプライベートでも、
画像生成によく使っています。
PowerPointや資料を作りたい
Claude
文章や構成を整理しながら、
実際の資料へ落とし込む用途で使っています。
コーディングしたい
GitHub Copilot
日常の開発作業の中で使えることを重視しています。
Googleサービスをよく使う
Gemini
Googleのサービスを中心に使っているなら、
連携の強みを活かしやすいと思います。
手元の資料から動画を作りたい
NotebookLM
私は、
ブログ記事から動画を作る用途で使っています。
まだ何をしたいか決まっていない
ChatGPT
まず、
幅広く試してみる。
そこから、
自分がAIを何に使いたいのかを知る。
最初の一歩として、
私はこの方法をすすめます。
AIを壁打ちに使うなら、反対意見も出してもらう
複数の生成AIを使っていて、
私は一つ気をつけていることがあります。
相談していると、
こちらの考えを尊重しながら、
話を進めてくれると感じることがあります。
これは、
壁打ち相手としてはありがたいことです。
でも、
自分の考えを肯定してもらうだけでは、
判断材料が十分でないこともあります。
そこで、
本当に厳しい意見が欲しいときは、
私ははっきり指定します。
例えば、
「この考えの弱点を指摘して」
「反対の立場から反論して」
「遠慮なく厳しく評価して」
と伝えます。
すると、
自分だけでは気づかなかった視点が出てくることがあります。
AIを壁打ち相手にするなら、
私は、
賛成意見だけでなく、反対意見も出してもらう
ことを大切にしています。
AIを使いこなすには、サービスを知るだけでなく、出てきた答えを評価できる知識も必要だと考えています。AI時代の学びについては
AI時代にエンジニアは何を学ぶべきか?50代エンジニアが考えていること
で詳しく書いています。
最初から全部使う必要はない
この記事では、
5つの生成AIを紹介しました。
だからといって、
最初から全部の有料プランを契約する必要はありません。
私はおすすめしません。
まず一つ使ってみる。
しばらく使う。
すると、
「自分はAIを何に使うことが多いのか」
が分かってきます。
コードを書くことが多いなら、
GitHub Copilotを試す。
資料を作ることが多いなら、
Claudeを試す。
Google環境との連携が欲しければ、
Geminiを見る。
自分の資料を活用したければ、
NotebookLMを使う。
必要になったときに、必要なAIを追加する。
それで十分です。
AI導入もDXも、最初から大きく始める必要はありません。小さく試し、現場で価値を確認しながら広げる考え方については、
企業DXが進まないのはなぜ?現場と組織の両方を経験して感じる壁
で詳しく書いています。
複数のAIを使って分かったこと

私自身、
いくつかの生成AIを使うようになって、
考え方が変わりました。
以前は、
「どのAIが一番優秀なのか」
ということに興味がありました。
でも今は、
一番を決める必要はないと思っています。
画像を作りたい。
資料を作りたい。
コードを書きたい。
調べたい。
動画を作りたい。
目的が違えば、
使う道具も変わります。
これは、
仕事を誰に頼むかを考えることと、
少し似ていると感じています。
全員に同じ仕事を頼むのではなく、
得意な人に、
得意な仕事をお願いする。
AIも、
それぞれの得意分野を理解して、
使い分ければいい。
AIを一つの道具として見るのではなく、それぞれの特徴を知って仕事を任せる。
私は、
そんな使い方をしています。
まとめ|最初はChatGPT、慣れたら用途別に使い分ける
生成AIを初めて使う社会人エンジニアに、
一つだけすすめるなら、
私はChatGPTを選びます。
理由は、
総合力です。
調査。
文章。
画像。
アイデア。
分析。
壁打ち。
幅広い用途を試せます。
まず、
生成AIで何ができるのかを体感するには、
使いやすいサービスだと私は感じています。
ただ、
使っていくうちに、
自分がよく使う仕事が見えてきます。
そのときは、
無理に一つのAIへこだわる必要はありません。
資料ならClaude。
コーディングならGitHub Copilot。
Googleサービスを活用するならGemini。
元資料から動画を作るならNotebookLM。
それぞれの強みを使えばいい。
どのAIが一番優秀かではなく、この仕事にはどのAIが合うのか。
私は、
その視点で生成AIを選んでいます。
まず使う。
違いを知る。
そして、
自分の仕事に合うものを選ぶ。
それが、
生成AIを仕事で活用する第一歩だと思います。
生成AIも、比較記事を読むだけでは身につきません。実際に触って試すことが大切です。新しい技術を学ぶときの進め方は、
新しい技術の勉強が続かない理由|学ぶだけで終わらせない方法
で詳しく書いています。



